えごま油の素朴な疑問・質問 Q&A (9) [健康と食習慣]

えごま油で、普段見ない褐色の着色ものを見かけました。普段使っている商品と異なるのですが、どの様な違いがあるのですか効能や成分に違いがありますか?】(栃木県宇都宮市 女性Mさん)

[ひらめき]

現在、日本国内で販売されている、多くのえごま油やしそ油は瓶詰めで、透かしてみると色は澄んだ黄色をした液体です。
この色のえごま油商品は、概ね、えごま種子(実)をそのまま搾油した油が中心です。

ところが、えごま油が、その料理に普及している隣国の韓国では、事情が異なります。

真ゴマと同様に、焙煎して搾油されるのが普通です。

韓国の地方都市では、街の市場や路地沿いには、エゴマの搾油屋さんがあり、数キロ単位のエゴマ種子(実)を持って、並んで搾油の順番を待つ近郊の農家の人に出くわします。
店頭では、大きなドラム缶などを改良した簡易焙煎機で、持ち込まれたエゴマの実を鉄板に敷き詰め、プロパンガスの火で煎ってくれます。香ばしい薫りが店頭に立ちこめています。
店の奥では、小さく簡単な搾油機で、程よく煎られた実を搾り、瓶に詰めてくれます。

こうした風景が、まだ韓国の農村を抱える中小都市では残っているようです。
韓国では、焙煎した実を搾油した、褐色のえごま油が、一般的に家庭料理の調理に用いられます。
韓国語では、エゴマは「トゥルケ」、エゴマの葉を「ケンニプ」または「ケッイプ」、エゴマの実の粉を「トゥルッケカル」、えごま油は「トゥルギルム」というそうです。

韓国人は、エゴマの効能を知り、大切に毎日の食事の習慣の中に取り込んでいるのです。
エゴマを使用した料理は、韓国の若者にとっての「お袋の味」の一つです。


褐色の焙煎したえごま油の特徴は、生実をそのまま搾った油と比較して、それほど成分内容に変わりはありません。
今注目のn-3系不飽和脂肪酸であるα-リノレン酸が55-65%程度含有されるほか、12%程度のリノール酸や10%程度のオレイン酸等の脂肪酸を含むほか、ルテオリンというポリフェノール化合物である強い抗酸化作用をもつ成分などを含みます。

また、褐色の焙煎したえごま油は、独特の香ばしい薫りに、生実をそのまま搾った油と比較して特色があり、その品の良いシソの香りは、炒め物や汁物に少量垂らして召し上がれば、ハーブのように食卓の雰囲気と食べる人の気持ちを和ませてくれます。
是非、こちらの褐色のえごま油商品の方も、機会があれば試してみて下さい。きっと気に入ってもらえるものと思います。
韓国料理に欠かせない「えごま油」は、参考にすれば、私たちの家庭料理にも工夫次第で、大いに活かすことができます。


なお、気になる方、えごま油商品の詳細は..... http://www.sunmother.net/

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